葬儀の変化と対応サービスの変化

2020/05/29

葬儀に対する考え方の変化

現在では葬儀に対する考え方が少しずつ変化してきています。一般葬と呼ばれる広く一般弔問客が訪れる葬儀から、あらかじめ決められた親族やごく親しい人だけで行う葬儀へと少しずつ全体の流れはシフトしつつあります。
葬儀の役割はいろいろありますが、そのうちのひとつとして精神的なショックを和らげる役割というものがあります。家族や身近な人との死別は非常に精神的なショックを伴うものです。
死はいつも実感なく訪れます。天寿を全うしての死ですら亡くなる前後に、その人の死というものを実感として感じることがないことが多くあります。亡くなり、葬儀を行って落ち着いてから初めて亡くなったということを感じるのです。
そのためのひとつの線引きとして葬儀という儀式が必要になるのです。

重点は個別化と遺族の精神的なケア

現在の葬儀の形は都市部を中心に家族葬へと移り変わっています。
費用の面や経済的な情勢の変化、そして葬儀に関する考え方の変化によって葬儀は変わりつつあります。
昭和の後期から平成にかけて始まった変化として、個性化、規模の縮小化、葬儀式場の利用、葬儀の個人化というものがあります。
これらの変化のうち、葬儀式場に関しては非常に顕著に表れています。
かつて、ほとんどの葬儀は自宅で行われていました。しかし、現在の葬儀の8割近くが葬儀式場を利用して行われています。その背景には、住宅事情の変化があります。また、葬儀式場でのお通夜や葬儀を弔問客として経験することによって、葬儀式場というものへの認知が広がっていったことがあります。

葬儀の場所は自宅から葬儀式場へ

葬儀式場で葬儀をすることが一般的になったことによって、葬儀式場への需要が増加していきました。もともと葬儀式場は民間の業者によって作られたものがほとんどでした。しかし、葬儀式場への需要が高まるにつれて自治体でも対応が行われるようになりました。そうして作られたのが自治体の運営する公営斎場です。
公営斎場のほとんどは自治体の運営する火葬施設でした。そうした施設に葬儀が可能な式場を併設し自治体のサービスとして提供されるようになりました。大きな自治体では複数箇所の斎場施設がある場合もあります。

葬儀に対して特別なサービスを求めないのであれば

越谷市の場合には、周辺の自治体と協力して、広域公営斎場が作られました。埼玉県東南部都市連絡調整会議にて、越谷市、吉川市、松伏町の三自治体で協力をして斎場を建設することになりました。
その広域公営斎場は越谷市、松伏町、吉川市のみっつの自治体を合わせた地域の中心にあります。葬儀を執り行う施設が4つ、火葬を執り行うことができる火葬炉が16と、葬儀を執り行うための総合的な施設になっています。
公営の施設であるため、宗旨宗派を問わず利用することができ、また価格に関しても公的な施設としての利用料金が設置されています。
もちろん、葬儀を執り行うために必要不可欠なものだけでなく、個人的な希望を叶えるのであれば民間の葬儀業者の提供するサービスを利用するのが良いでしょう。しかし、葬儀と火葬という機能だけを利用するのであれば公営斎場は非常に有効な施設なのです。

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