現在の葬儀の形が成立したのはいつ頃のことか
かつての葬儀の主要部分は葬列だった
葬儀の形式というのは時代によって大きく変化して行きます。現在では当たり前のように行われている告別式ですが、実は現在のような告別式が行われるようになったのはここ100年のことなのです。
葬儀の費用というものは江戸時代から非常に上昇していき、明治大正時代の段階で、両親が亡くなるとその葬儀費用で家が傾くと言われたほどでした。当時の葬儀費用の中で高額になっていた原因は葬儀そのものを行ったあとの埋葬場所や火葬場までの移動の際の葬列でした。
大正時代まで行われていた葬列という儀式
葬列というのは遺影を持った喪主を先頭に、棺を運ぶ人、遺族、地域住民など多くの人で火葬場所に向かうというものでした。しかし、これはその家の格を示す行為にもなっていたことから、多くの装飾品や葬列専門の人間が雇われ棺を運ぶという行為そのものよりも示威行為のようなものになっていたのです。
大正時代ごろに新しい葬儀の形として告別式が行われるようになりました。もともとの告別式は葬列で火葬場所や埋葬場所に到着したあとで、故人に最期のお別れをするものでしたが、それを葬列の前に行い本当に個人に別れを告げたい人間だけで式を開いたのが始まりでした。知識層を中心に広がっていったこの告別式が一般化し、現在の葬儀のような形式になっていったのです。
葬儀の正しい形はどういったものか
葬儀の形式というのは時代によって大きく変化して行きます。現在ではそうした従来の一般葬から家族葬や一日葬など省略をした形が一般的になりつつあります。
葬儀の形に正解はありません。また法律上や宗教上の規定もありません。遺族が納得のいく形で行う葬儀がその時代における葬儀の正解なのです。
現在では葬儀の大部分は葬儀業者が取り仕切っています。そのため、葬儀の良し悪しはそうした葬儀業者によって左右されると言っても過言ではありません。
遺族の要望をきちんと受け取り、その希望に合った葬儀を行える業者を探す必要があるのです。
葬儀を行う際に業者を選択する方法とは
葬儀業者の良し悪しを知る最も良い方法は自身が信頼できる人が行った葬儀のことを聞いてみることでしょう。どのような対応だったのか、実際に葬儀を行うまでの段取りはどうだったのかなど多くのことを知ることができるはずです。
しかし家族の誰かが亡くなってからではそうした葬儀業者の選別がむずかしいこともあるでしょう。普段から葬儀に対してのアンテナを広げておき情報の収集をしておく必要があります。





